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会話3 「相手への興味」問題と「不必要だからこそ必要になる会話」問題


Edit Category ◆会話◆
会話という問題を考えるにあたり、ずっと以前から気になっていたブログ上の記事が2つあります。


①「不倒城」というブログさん
「『相手に対する興味』を欠いたまま「コミュ力」というものを身に着けようとしてもあんまり意味ないんじゃないか」(2012.12/21記事)
②「技術野郎の復習」というブログさん
「コミュニケーションの起点は興味をもつこと」(2012.12/22記事)


私自身は「他人への興味」にそれ程重点は置いていないし、今でも重視していません。しかし、この記事は面白いと思っています。これらの記事は、ゲームブログの方と理系の社会人と思われる男性との記事かと思います。会話について検索していたら辿りついた記事で、片方の記事に片方が刺激をうけて別な視点から記事を書いています。これ以外の記事は読んでいないので、どのような方かはわかりません。私とはまた違った会話への視点があるので面白いと思っています。

①「不倒城」というブログさんの記事抜粋――「他人への興味」の有無に注目しています(太字は私が変換)――
 ↓↓↓
隣の部署に、「コミュ力あるなー」と周囲に言われている人が何人かいる。例えばエレベーター待ちの時間とか、トイレにいく途中とか、何気ないタイミングでそういう人とお話をしてみると、一点気づくことがある。突き詰めると、この人は「自分が相手に興味を持っている」と伝えるのが上手いんだなあ、と。例えば、何かしら種になる会話を始める。なんてことはない、天気の話でも時事の話でもゲームの話でもいい。で、それに対して私が反応をすると、上手く「相槌以上突っ込み未満」の反応を挟んでくる。

もう少しざっくりした言い方をすると、「食いついて」くる。これが、その内容をもっと知りたいですよ、その内容に興味がありますよ、という意志表示として上手いこと働いている、と感じたのだ。「相手が自分に対して興味を持っている」ということが感じられると、話す側としても「それに答えないと」という気になる。基本的に人間は「興味をもたれる」ことに好感をもつ。これは、恐らく承認欲求を満たされる部分があるからなのだろう。

で、「自分に相手に興味を持っている」ということを上手く伝えられると、そこを入口にして相手にも自分に対する興味を持たせることが出来る。こういう、言ってみれば「興味のやり取りのコントロール」というものに長けている人が、いわゆる「コミュ力がある」と呼ばれる人なんじゃないかなあ、思う。勿論、ただ「相手に興味を持つ」だけではダメであって、度が過ぎるとストーカーになってしまったりするんだけど、少なくとも「他人に対する興味を持つ/表明することが出来る」というのが、コミュニケーションでの基本通貨としての「興味」を扱う、言ってみれば基盤としての素養になることは確かだろう。

で。

最近、ちょっと仕事上の必要が出て、十何冊か自己啓発系の本について調べてみていた。当初、内容についてはそこまで興味がなかったのだが、「コミュ力」的なものを扱っている本の中で、「相手に興味を持て」という根っこの記載をしているものが余り見当たらない。(たかだか十数冊の観測範囲内になかっただけかも知れない、という可能性は勿論ある)確かに、興味などというものは持とうと思って持てるものでも無し、実際には興味を持っていなくても、興味を持っているということが上手く表明出来さえすればそれでいいのかも知れない。ただ、それにしても、「相手に興味を持たないとコミュニケーションは始まらない」という感覚からすれば、相手に対する興味という根本要素が置いてけぼりにされている状況には違和感を感じる。「相手に対する興味」を欠いたまま、「コミュ力」とかいうものを身に着けようとしてもあんまり意味ないんじゃないだろうか。と、今日思ったことはそれくらい。


②「技術野郎の復習」というブログさんの記事抜粋――「不必要なコミュニケーション」の重要性に注目しています(太字は私が変換)――
 ↓↓↓
「相手に対する興味」を欠いたまま、「コミュ力」とかいうものを身に着けようとしてもあんまり意味ないんじゃないだろうか: 不倒城を読んで、まさに俺もたどり着いた答えだったので言及してみる。
俺も仕事上、コミュニケーションが課題である。コミュニケーション下手である。それはいいとして、仕事上の必要なコミュニケーションというのは大きく2種類あって、
「業務上のコミュニケーション」
「不必要なコミュニケーション」
とに簡単に分けられると思う。

「業務上のコミュニケーション」は、仕事を進めるうえで不可欠なコミュニケーションで、よく「事務的な会話」と言われるもの。このスキルはよっぽどじゃない限り、大抵の人はそこそこできると思うし、そもそもできなかったら仕事にならないと思う。問題なのが「不必要なコミュニケーション」で、これは矛盾しているんだけど、不必要も必要であるということだ。この手の議論はネット社会では大きな反発があるかのように思う。俺も日本企業の悪しき慣習は嫌いだ。しかし、同じ星に生きている人間と人間が同じ場所にいるのであれば「不必要なコミュニケーション」が生まれなければ不自然である。
つまり、「不必要なコミュニケーション」をしたほうがラクだ。

でも、これが厄介なのである。俺の場合、基本的に友達じゃない人とはしゃべりたいと思わない。でも気まずいからしゃべることを考える、必死に。でもしゃべりたいことが思い浮かばない。思い浮かんだとしても、それは「しゃべりたい」んじゃなくて「しゃべらなきゃだめだ」っていう義務感から出てきたものだから、なんかわざとらしくて不自然に思ってしまう。それに、それをしゃべっても結局は会話が続かない。

会話が苦手な人はきっと、興味の対象が普通とは違う人。ごくごく一般的に多くの人が興味をもつことに対して興味を持たず、多くの人が興味を持たないことに対して興味を持っているはずである。空気を読まない、もしくは読めない人であれば、そのギャップがあっても強引に話をして会話は成り立つであろう。でも、世の中そんなに強引な人ばかりじゃない。むしろ人は大概、繊細である。興味の対象が特殊であるならば尚更かもしれない。

高校時代からの親友Mは、趣味は違うが話が続く。続きすぎるくらいに続く。それはなぜか。Mは相手への興味がすさまじいのである。俺が一言二言返すだけで50倍くらいになって返ってくる。それは大げさだが、そんな感じである。だから、しゃべれる。自分から話題を考えなくても次々にMが会話を進行し、その場が成り立つ。考えてみると古い友人たちはみんなそんな感じだ。相手への興味が凄まじい。答えはありません。じゃあどうすればいいか。それは残念ながらない。興味は持とうと思って持てるものでもない。ただ、興味を持てないというのは鬱の症状でもあるから、それを疑ってみてもいいかもしれない。





 ↓↓↓
何ていうことはないのですが、この2つの記事が好きです。個人的には、会話の重要な部分に関する記事だと思いますし、言回しの仕方が自分とは異なるので、かえって記憶に残っています。何かしら、会話を考えるうえで刺激を受ける可能性があるので、この2つの記事を記録します。








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